不可能クリエイター

不可能クリエイター

コーラのボトルに刺さった木の矢(下の写真)など、
三次元的にありえない制作物のことを不可能物体(Impossible Object)と言い、不可能物体を作る人のことを不可能クリエイターと言います。

不可能物体は、錯覚ではなく本当に存在しているという不思議さが一番の魅力で、「どのようにして作ったのだろう?」と考えることを楽しむパズル的な要素を持っています。

 

不可能クリエイターが作る様々な不可能物体

ハイパーカード

簡単なものでは、1枚の紙から作られたハイパーカードがあります。

1枚の紙に切り込みを入れて折る。
たったこれだけの作業で、下のような不可能形状を作るのです。

ハイパーカード(Hyper Card)

 

ホイットリング

1つの木から削って作ったホイットリングもあります。

※ホイットリング(Whittling)は「少しずつ削っていく」という意味です。

信じられないように思われるかもしれませんが、大きな材木を削るだけで、鎖などの不可能形状を作ることができます。
削る技術と根気が必要なのは言うまでもありません。

ホイットリング

ちなみに、
日本にはホイットリングと同じ技術が200年前の書物に掲載されており、
天明5年(1785年)に発行された「大根一式料理秘密箱」という書物にまとめられている“輪違い大根”がそれにあたります。

輪違い大根

公益社団法人 日本料理研究会、ほか、たくさんの料理人の方が調理方法を動画で公開されておりますので、一度ご覧になられてはいかがでしょうか?

  

不可能ボトル

ボトルシップも同じ系統の作品ではありますが、
ボトル内部にトランプやはさみ、ルービックキューブ、テニスボール、ゴルフボールなど様々なものが入っている不可能ボトルは、普段我々が目にするものなので、より不思議性が増すかと思います。

トランプ
ビニールテープとハサミ
ルービックキューブ
テニスボール
第一人者:Harry Eng 作

 

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くし刺しトランプ

トランプのカードにフォークが突き刺さっています。
前後に動かしても抜ける気配はありません。
(カードを破れば抜けますが)

 

不可能物体はこれだけではありません。
まだまだあるので、次の機会にアップしていきます。

 

 

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